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究極の現実逃避用ツール

 「ほんのわずかな間だけでも、気持ちを解き放つことができれば」と、思ったことはありませんか?

 職場に家庭、地域社会......私たちはストレスと無縁に生きていくことはできません。 わずかな間でも、煩わしい人間関係を忘れたい、お金の心配から解放されたい。そんなときは、まったく違った環境に自分を置いてみてはどうでしょう。

 誰にも邪魔されない自分だけの世界。そこに逃げ込むためのツールこそ、『TABLELANDSCAPE・MAN』が創り出す自己逃避のためのテーブルの世界なのです。

 そのためには準備が必要です。しかし、それを具現化するにはまず手初めに、自分を取り巻く環境を変えること。例えば、ガラッと部屋のインテリアを変える、ということもあり得るでしょう。しかし、そこには多くの煩わしい事柄が付きまといます。ゆえになかなか実行できないものです。

TABLELANDSCAPE・MAN
そのブランド・コンセプトとは?

 「テーブル、景色、人」または、「テーブル風景人」「テーブル景観の男」どのようにとらえて頂いてもかまいませんが、そこには3つの独立した要素があります。テーブル本体、テーブルが設える情景、そしてそれを眺めているあなた自身です。

 いま、あなたの目の前にあるテーブルは、機能性に富んだテーブルとは真逆の、目的を極端に限定し、制作された1点もののテーブルです。そのたった一つの目的が、お酒を飲むひと時を演出するためだけに、現実逃避、自己逃避を手助けするためだけに制作されたテーブルなのです。

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部屋のインテリアは、すぐには変えられない

 部屋のインテリアを自分好みに変えるということ自体、家族がいる人にとっては極めてハードルが高い難関ワザといえます。日常生活には朝、昼、夜があり、ましてやライフサイクルやスタイルが異なる家族がいる場合、自分だけの、自分のための設えを作ることなど不可能に近いといえます。

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自分独人ひとりの時間を作る、自分だけの聖なる領域を創りだす

 家族が寝静まったあとに「お酒を飲みながら、ゆっくり自分だけの時を過ごす」「自分だけの世界に埋没できる」、そんな人がどれほどいるでしょうか。結果、生活感のある空間で、いやおうなしに過ごすこととなります。

 TABLELANDSCAPE・MANの70cm×30cmのテーブルは、そんな環境から一瞬にして自分だけの世界へと誘ってくれる唯一無二のツールだといえるでしょう。

 その周囲はあなた以外、不可侵の領域。まさに「結界」ともいえる聖域が、そこにはあります。

一日の締めくくりには、ハードリカーを

 TABLELANDSCAPE・MANのテーブルは、お酒、なかでもハードリカーを飲むためだけにデザインされたテーブルです。基本はウイスキー(スコッチ、ジャパニーズ)、バーボンウイスキー、テキーラの3種類。

 もちろんアイリッシュ・ウイスキー、カナディアン・ウイスキー、その他、台湾やインド、イスラエルなどの世界各国のウイスキーや、ラム、ジン、ウオッカ、ブランデーなどもハードリカーですが、私たちはよりテーブルとしての存在感とアイデンティティを明確にするために、あえてこの3種類のハードリカーに限定したのです。

 ワインなどの醸造酒ではなく、アルコール度数の高い蒸留酒に限定したのは、最初の一杯、そして今日の一日を締めくくる最後の一杯を、とっておきの時間にするためには、「アルコール度数の低いお酒から、なんとなく始める」というスタイルに我々が共感していないからに他なりません。もうひとつ。ハードリカーをTABLELANDSCAPE・MANの基本哲学に据えたかという大きな理由として、これらのお酒に用いるグラスは「背が低い」という必須条件があります。

 ストレート、オンザロックにしても、背の低いグラスをテーブルに置くことで、奥に配置されたラスティックな景色と一体化することで、独自の世界を創り出しています。まさにこれが私たちの完成形なのです。ですから背が高いコリンズグラス、カクテルグラス、ワイングラスは対象外だったのです。

 TABLELANDSCAPE・MANの考えは、万人受けするものにあえて逆行する「わからない人にわかってもらう必要はない」、しかし「好きな人にはたまらない」を基本哲学としているのです。

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酒への最後の拘りアイテム

 いつものお酒を「最高の一杯、至福の一杯」へと高めるアイテムとして、最後に行き着くところは、手元のグラスであるということに異論を唱える人は少ないでしょう。確かに『バカラ』などの高級なグラスは、酒飲みの視覚や手触りを愉しませてくれる小道具に違いないのですから。

 しかし、テーブル・オン・テーブルによって、華美でデコラティブなグラスは、かえって邪魔になりかねません。口に入る前の最終地点がグラスであることは変わりありません。が、しかし、それはTABLELANDSCAPE・MANのテーブルのような、グラスの後にくる最終演出アイテムが存在しなかったからに外なりません。グラス以外の近接する視覚にグラス以上の存在感と佇まいを見いだせるものがなかったからこそ、酒飲みはグラスに拘ってきたのです。

 ところが過去に類例のないTABLELANDSCAPE・ MANのテーブルのような『テーブル・オン・テーブル』があることによって、あなたの目の前が非日常へと変貌しているとき、華美で装飾過多なグラスはかえって邪魔にしかなりません。

 「高級なグラスと、TABLELANDSCAPE・MANのテーブルの組み合わせで楽しみたい」という気持ちもわかりますが、時計と指輪の両方をハイエンド・ブランドで揃えてしまうと、互いに良さを引き立てられないのと同じです。片方を極端にシンプルにすることによって、景色がよりクリアになるはずです。

 TABLELANDSCAPE・MANのテーブルに置かれるべきグラスは、カットも何もないシンプルなもの、バーの業務用グラスであるLibbeyのような簡素なものが互いを引き立てるのです。シンプルなストレートやロックグラスこそが、TABLELANDSCAPE・MANの伴侶なのです。カクテルグラスもコリンズグラスもまったく似合いません。

お酒と自分だけのひと時、
他人の理解は必要ありません

 世界中に酒好きはたくさんいます。

 酒好きが100人いれば、100の酒哲学が語られます。お酒は嗜好品であるがゆえに「これが正解、不正解」というものでもなければ、「高級酒、安酒」だから優劣が歴然としているわけでもありません。

 飲む相手や、その場の雰囲気、勢いといったものに酒の味は大いに左右されます。ましてや「おごられ酒」に対して文句を口にしてはなりませんし、酔ったがゆえに品位が炙り出される、そんなことも起こります。高価な酒に旨いものが多いのもこれまた事実ですが、安酒の情緒も捨てたものでもありません。という具合に結論なんて出ないのです。

 酒の粋を語るうえでの筆頭といえば、吉田茂元首相の子息である吉田健一氏は白眉ではないでしょうか。知的なダンディズムと、ストイックなまでの酒と食への探求心には敬服させられます。

 また、昔から、文士や記者、編集者、特派員といった種類の人たちの酒好きは今も昔も変わりませんし、それが国内外を問わないは外国人特派員クラブの面々と飲んでみれば納得です。それほどお酒は昔から社交の潤滑剤であったわけです。

 まさに、酒の選択と酒に対するこだわり、哲学は十人十色であり、そこには「絶対」というものはありません。ゆえに、TABLELANDSCAPE・MANが提案する「お酒を飲むためだけに生み出されたオンリーワンのテーブル」に対して、「これは違う」「意味がない」「なんなのこれ?」という人がいても不思議ではありません。が、しかし、そうした言葉には「一切耳を傾けません」また、「傾ける必要すらありません」、というのが私たちの答えです。

 このテーブルは、「好きな人には堪らない。お酒を飲まない人には無駄、無用、無価値、役立たず」という、思いっきりセグメントされた究極の「酒飲みの自分だけのための、自分独りだけのための」テーブルなのです。他人の理解は必要ありません。

 他人の目を気にせざるを得ない社会生活だからこそ、自分だけの僅かな一瞬を作り出すことができれば、一瞬の煌めく至福の時が、永遠に輝く満足感を与えてくれるはずです。

屋外にしかないマテリアル、非日常を演出する

 TABLELANDSCAPE・MANのテーブルを構成する素材は、一般家庭の中にあるようなものではありません。

 素材は古いレンガやモルタル、古木材、銅といったおよそ屋外でしかお目にかかれないようなものが基本になります。悪い言い方をすれば、工事現場か廃材置き場のものがテーブルの上に乗っているだけ、という人がいるかもしれません。

 そして奥さんや子供たちから、「きたない」「汚れる」「重い」という文句を耳にする可能性はかなりの確率で高いと言えます。しかし、自分の世界に浸るためには聞き流すのです。

 あなたには70cm×30cmの板を所有する自由と権利すら無いのでしょうか?逆にいえば、TABLELANDSCAPE・MANを所有できるということは、あなた自身が認められているというリトマス試験紙かもしれません。

 屋外にあるはずのマテリアルが、いままさに自分の目の前にあり、その質感は普通なら部屋のインテリアには使われないものだからこそ、非日常感が味わえるのです。古いレンガと厚い古材、モルタルなどのその手触り、叩き出しの銅製の取手などの舞台装置が、酒飲みの琴線に触れないはずはありません。

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オーナーの視線こそが、私たちの哲学
究極の70cm×30cm 板上の世界

 TABLELANDSCAPE・MANのテーブルは、アート作品です。

 制作には3人のアーティストが関わっており、はじめに木材の選定を行い、次にその木材に適した酒の種類とテーマを決め、その後、石や煉瓦の形状、銅で囲む部分の長さ、立ち上がりの高さなど、ひとつとして同じものがない木材から、どのようにすれば最良の景色を創り出すことができるかを議論します。

 3人のアーティストは固定したパートではなく、テーブルごとに異なったパートを担当するスタイルを取っています。議論から導かれた完成形のイメージを3人で共有することが大切であり、そのためには、どのパーツでも作れる造詣の深さが必要とされるからです。

 グラスが置かれたときに景色がどのように完成するのか、テーブルの前に座ったオーナーの視線になり切ることが最も重要であり、そうした制作態度こそが私たちの哲学なのです。

 テーブルの木材、レンガ、石、銅の取手、タイル、そのすべてがハンドメイドであり、同じものは一つもありません。また、TABLELANDSCAPE・MANのテーブルは、1つのモデルをエディション1~10のシリアルナンバーを記して製作されていますが、同一モデルであってもテーブルの木材、レンガ、石、銅の取手、タイルは、それぞれ異なるので同じものはなく、特にテーブル本体の古い木材の特徴を考慮してデザイン、製作しているため若干異なります。